2021年11月22日に開催した「古代歴史講座」。
講師は、大阪府立近つ飛鳥博物館館長の舘野和己先生。
かつて都城から地方へ放射状に延びていた官道。飛行機も電車もない古代の国家は、この「道」によって支えられてきました。では、それらはいったいどこでどのように使われ、どこへつながっていたのでしょうか?
1)駅馬・伝馬の制
2)平城京をめぐる交通路
3)平城京と地方のつながり
3部構成で、古代の交通路を示した地図や木簡の写真などを見ながら、わかりやすく説明していただきました。二条大路や朱雀大路は現在でもその一部が残っていますが、これは非常に珍しいことなのだそう。また、「駅伝」が古代の公的交通・情報伝達制度「駅馬の制・伝馬の制」から生まれた言葉であること、古代の駅路(都城と諸国の国府を結ぶ道)が現代の高速道路に近い形であることなど、はるか昔の「道」が今の文化にもつながっていることを実感できる講座でした。
それぞれ約30分の動画にまとめております。
【第1部 駅馬・伝馬の制】
【第2部 平城京をめぐる交通路】
【第3部 平城京と地方のつながり】